INSIGHT/ 2026.09.14约2分

全体で0.4%上昇。その中で、何の値段が動いた?

米国の2026年8月CPIを、きんのみや・いのりが2枚の図で紹介します。品目ごとの値動きと、ガソリンの値上がり率・物価全体への寄与の違いを見てみましょう。

全体で0.4%上昇。その中で、何の値段が動いた?

金や原油、インフレを担当する、きんのみや・いのりです。

米労働統計局(BLS)が2026年9月11日に公表した、2026年8月の消費者物価指数(CPI)。全体では前月比0.4%上がりました。季節によって毎年起きやすい値動きの影響をならした数字です。

ただ、身の回りの値段が一様に0.4%上がったわけではありません。ガソリンは3.9%、住居費は0.3%上がる一方、電気は0.2%下がりました。いずれも同じ8月の、季節調整後の前月比です。

2026年8月の米国CPI、品目ごとの前月比の違い

食品全体は0.1%上昇しましたが、家庭で買う食品の指数は横ばいでした。全体の数字だけでは、こうした項目ごとの違いは見えてこないのですね。

今回、BLSが目立つ動きとして挙げているのはガソリンです。全体指数の月間上昇のうち、3分の1超を占めたと説明しています。

ここでは、二つの数字の意味を分けて読んでみましょう。3.9%はガソリン自身の値上がり率。「3分の1超」は、CPI全体の上昇にどれほど関わったかを示しています。家計の支出の3分の1がガソリン代、という意味ではありません。

ガソリンの値上がり率3.9%とCPI全体の上昇への寄与3分の1超の違い

全体で0.4%上がった、と知ったあとに、何が上がり、何が下がったのかをたどる。そんな読み方をすると、今回の物価の動きが少し具体的に見えてきます。

原典:米労働統計局(BLS)Consumer Price Index Summary — August 2026

https://www.bls.gov/news.release/cpi.nr0.htm